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全集中!!脳を休めるマインドフルネスで体力回復

投稿日:30/10/2020 更新日:


Jです。

 

パイロットは休むのも仕事です。

 

フライトから帰ってきて結構寝たのになんとなくまだ疲れがとれないということはあると思います。

 

今回ですけども、そんなときの休息の方法について紹介したいと思います。

紹介するのは「マインドフルネス休息法」です。

 

 

なかなか聞いたことがない言葉ですよね。

 

これは瞑想を通じて脳を休ませる方法で、いたるところで実践されている休息方法です。

 

世界の企業でもマインドフルネスを導入しているところがたくさんあり、あの有名なスティーブ・ジョブズも瞑想をしていました。

 

参考にした本はこちらです。

世界のエリートがやっている最高の休息法(久賀谷 亮 著)

 

この本は、日々多忙な生活に追われていたナツ(主人公)がマインドフルネスを導入して、潰れかけの伯父のベーグル店の従業員を心身ともに元気にさせるとともに、店を再建させるという物語です。

ストーリーで書かれているのでとても読みやすく、一方で脳の働き疲労の正体などをしっかりと科学的に説明しています。

 

はじめは疲れ切っていたナツですが、マインドフルネスを通して次第に自分自身の体調や周りの人間との関係も変化していきます。

何かと忙しくストレスの多い現代人におすすめの1冊です。

 

疲れているのは体ではない!!脳である

疲れた時には風呂にゆっくり浸かったり、多めに寝たりするかと思います。

しかし、どんなに休んでもなんとなく疲れが残っていることがありますよね。

その原因は脳の疲れにあるというのです。

 

脳科学の分野で研究されているのが今日紹介するマインドフルネスです。

瞑想をして脳を休ませるという手法です。

 

めちゃくちゃ寝てもどうも疲れがとれないというのは脳の疲れがとれていないのです。

 

脳は何もしていなくても疲弊する

脳は未知の臓器です。

未だに人間の脳は全てが解明されておらず、研究者は日々脳の研究をしています。

研究で、脳は何もしていなくても大量のエネルギーを消費しているということが分かっています。

 

何もしていないときにも人間の脳はいろんなことを勝手に考えます。

何か心配事があると無意識にそのことを考えていたり、好きになった相手のことを思っていたり、脳の中では常に様々な雑念が沸いては消えています。

「今度審査があるなー、嫌だなー」

「試験に落ちたらどうしよう」

「あいつムカつくなー」

などは誰でも無意識に考えていると思います。

 

この消えては浮かぶ雑念の思考回路をデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)と言います。

実はこのDMNが脳の全エネルギー消費の60~80%を占めると言われているのです。

ボケーっとしたまま無駄に雑念を巡らせることは、数学の問題を解くよりも脳のエネルギーを消費するということです。

 

逆に言うと、このDMNをうまく抑制できれば脳はほとんど疲れないということになります。

DMNを瞑想で鎮めようというのがマインドフルネスです。

何も考えない無の状態を自分で意図的に作り出せば、脳は疲れないどころか、回復するという理論です。

パソコンを使わないときにはスリープ(回路に電気は流れ続ける)ではなくシャットダウン(電気も流れない)するのと同じ(?)ですかね。

 

ストレスや不安の原因は過去か未来にある

ストレスの原因は様々ですが、その原因は過去か未来にあります。

 

例えばパイロットの場合、6カ月に1回の試験は嫌です。

試験勉強をしなくてはならないし、落ちたら乗務停止で周りからは白い目で見られるでしょう。

そのストレスは「未来にある試験」から来ています。

試験のある未来に脳が思いを巡らせることでそれがストレスとなるのです。

 

事故を起こしてしまった場合を考えてみましょう。

「あの時ちゃんと右を確認していれば防げたのに」という後悔で頭の中はいっぱいになります。

過去の「事故を起こしてしまった」というネガティブな事象に思いを巡らせることでストレスとなります。

 

このように「これから起こるかもしれない不安」と「過ぎてしまった過去」に思考が向かうことでDMNが発生してそれが脳の疲労(ストレス)となってしまうのです。

マインドフルネスでは、こうしたDMN(心ここにあらずの状態)から脱却するためには「現在」に意識を向けることが重要だと考えられています。

この「現在」に意識を向けるというのが言うのは易し行うが難しの典型です。

 

現在(今)に意識を全集中できれば理論的にはストレスは無くなる

もしあなたの記憶が3秒しかもたないとします。

3秒経つとどんなことも忘れてしまい、当然過去起こったこと、未来の予定も記憶にありません。

その場合、人間は不安に駆られてストレスを感じるでしょうか?

もちろんそうなれば他の問題が生じるでしょうが、少なくとも過去のことで悩むことも無ければ未来に不安を抱いてストレスを感じることはありません。

今が楽しければストレスを感じることはないでしょう。

 

実は何かに集中して不安から目を逸らすことは普通に行われていることではないでしょうか。

スポーツをしたり、体を動かしたりすることがストレス解消になるのはそういうことかもしれません。

没頭できる趣味を持つのもいいと思います。

 

マインドフルネスでは瞑想で意識的に過去と未来の繋がりを絶ち、現在に意識を置くことで脳を休めてストレスを消し去ります。

 

どうやって意識を現在に集中させるか

マインドフルネスで具体的にどうやって意識を集中させるかの方法は、「呼吸」に集中することです。

 

空気が肺に入っていく感覚、息の深さ・長さ、筋肉のどこに力が入ってるかなど、普段は気にもしないような小さな感覚に神経を研ぎ澄まします。

そうすることで現在に集中します。

やってみれば分かりますが、脳はすぐに余計なことを考え始めます

初めは1分と持ちません。

意識が逸れてしまったらまずはそれを認識してまた呼吸に集中します。

 

瞑想と聞けば何だか胡散臭い、または宗教チックなイメージを持ちがちですが、意外にも科学的根拠に基づいていることに驚かせられます。

 

これからの時代、ストレスをうまくコントロールすることがますます重要な時代になります。

メンタルが全ての原動力なので、何かで成功するためにはメンタルのケアが1番大事なのではないかと思います。

 








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