Jです。
今回ですけども、パイロットの職のマイナス面について書いてみました。
実はパイロットは会社の中で嫌われやすい職業なのです。
その理由をまとめてみました。
①自分に厳しい分他人にも厳しい人がいる
パイロットはなるまでに厳しい訓練を積んでおり、パイロットになってからも6カ月に1回審査に合格し続けなければなりません。
ストイックな人が多く、自分を厳しく律しなければなりません。
それを社内の他の人にも求めてしまう傾向にあります。
つまり、自分に厳しい分、他人にも厳しい人が一定数いるのです。
自分達はプロの集団という意識が高く、他職の人がプロの仕事をしていないと厳しく指摘することもあるので嫌われます。
よくスタッフに怒っている人を見ます。
怒っている人は大体正論を言っていることが多いです。
例えば、昨日入社した運航支援の人に「お前は何も知らないな。昨日入社したとかはお客様にとっては何の関係もない。」といったような正論です。
どの職場でも正論をズカズカ言って相手を詰める人は嫌われませんか?
特に整備士、グラハンなどの直接パイロットと関わる仕事の人の方がパイロットを嫌いな割合が高いです。
たまにクレーマーみたいに言っていることがめちゃくちゃな人がいます。
そういう人は同職のパイロットからも嫌われます。
②どんなポンコツでも待遇が良い
パイロットの給料は社員の中では最上位です。
それだけで嫌われます。
中には「オートパイロットに任せて自分たちはお茶を飲んでいて、現地に着くとおいしいものを食べているだけ。それなのにあんなに給料もらいやがって」と思っている人がいます。
そして、パイロットになってしまえばどんな能力の人でも待遇は同じです。
それも気に入らないらしく「なんであんな奴がいっぱいお金もらってんだ・・・」と思われるそうです。
これに対しては一応反論しておきます。
世の中、楽して大金を儲けることはできません。
③平社員のくせにやたらと偉そう
飛行機のドアが閉まってしまうと機長は法的に権力を持ちます。
飛行機の安全のためには誰かが責任をもって仕切らなければならないからです。
しかし、飛行機を降りてしまうと普通の社員の1人です。
たまに勘違いをして飛んでないときも偉そうな人がいるので嫌われます。
そういう人に多いのが、「自分は絶対に間違っていないと思っている」「謝らない」「口調がきつい」といった特徴です。
もちろんほとんどは普通のいい人なのですが、一部が強烈なのでその人たちの言動で全体が嫌われてしまうみたいです。
言いわけ
こんな感じでいろいろな要素が合わさって嫌われていきます。
ほとんどの人がいい人なんです。
しかし、一部が強烈なだけにその被害にあった人が周りにそのことを言って話に尾ひれがついて「これだから乗員は・・・」となるのだと思います。
※ちなみに旅客係員やCAにも嫌われていますが、旅客係員やCAに嫌われている理由は上記の理由ではありません。(お察しください)