Jです。
日本では通常温度の単位は℃で表します。しかし、欧米では温度は℉で表すことが多く、Fahrenheit(ファーレンハイト)と読みます。
通常日本で生活する分には縁のない単位です。
しかし、実は国際線のパイロットは現地の気温をアナウンスするときに℃だけでなく℉でも言ってあげると欧米の方にとっては親切ということで℃から換算する人も多いです。
ここでみんな抱えている悩みがあります。
それは・・・
℃と℉の換算式が何度見ても覚えられない!!
というものです。
この記事では、換算式を丸暗記ではなくその意味を考えることで、その換算式をその場で導いてみます。
摂氏℃と華氏℉とは
摂氏とはよくご存じの通り我々日本人が日常で使う温度の単位です。
水が凍る気温が0℃、沸騰する温度が100℃です。何℃と聞けば大体どれくらいかはイメージできるかと思います。
さて、問題は華氏℉です。
水が凍る温度が32℉、沸騰する温度が212℉です。全くイメージ湧きませんね。
この数字が大事なんです。
摂氏℃と華氏℉の換算方法
図を見てわかるように、摂氏℃の100目盛に対して、華氏℉は180目盛です。
「摂氏(℃):華氏(℉)=100:180=5:9」ですね。
この「℃:℉=5:9」というのは重要なので覚えましょう。
上の図で、t(℃)=T(℉)と置くとします。
そうすると上図より「t :T-32=5:9」となります。
よって 5(T-32)=9t となります。
以上から、
①T[℉]=t[℃]×1.8+32
②t[℃]=(T[℉]-32)÷1.8
となり、お馴染みの換算式が導かれます。
1.8は分数だと9/5ですね。
おまけ
実は摂氏-40℃と華氏-40℉は同じです。
なんか不思議・・・。
まとめ
①T[℉]=t[℃]×1.8+32
②t[℃]=(T[℉]-32)÷1.8
この式を忘れたら意味を思い出してみてください。