ここだけのパイロットの話

全国の各空港の天気を誰でも簡単に確認できる方法

投稿日:03/01/2022 更新日:


パイロットにとって空港の天気を確認することはとても重要です。

天気と言ってもただ単に「晴れ」「くもり」「雨」が分かればいいわけではありません。

具体的には風向風速、雲底高度、視程、その他運航の阻害となる現象の情報に注目して見ています。

気象分析するのに航空会社によっては独自の資料・システムを使っているところもあるかと思いますが、今回は誰でもすぐに確認できる方法を教えたいと思います。

気象庁のホームページを使う

まずは気象庁のホームページに行ってください。

「気象庁」と検索するだけで出てくると思います。リンクも張っておきます。

>>>気象庁HP

気象庁のHPでは様々な情報を見ることができますが、情報が多すぎます。

一般的な天気予報は使っている人は多いかと思います。

実は、その中に空港の天気をチェックできるページがあります。

①「各種データ・資料」をクリック

まず、ホームページに入ったら大きな見出しの中の「各種データ・資料」をクリックします。

②そのページを下にスクロールして「航空気象情報」をクリック

「各種データ・資料」をクリックすると下のようなページが出てきます。

気象庁の各種データ・資料のページ

このページを下にスクロールしていきます。

そうすると下の画面のように「航空気象情報」というところがあります。

航空気象情報

ここをクリックします。

③「飛行場時系列予報・飛行場時系列情報」をクリック

「航空気象情報」をクリックすると以下の画面のように航空に役立つ情報がたくさん出てきます。

その中の「飛行場時系列予報・飛行場時系列情報」というところで各空港の気象情報を見ることができます。

飛行場時系列予報

実際にクリックして見てみましょう。

④各空港を選択する

下の画面は「東京国際空港(羽田)」のものですが、全国の空港を選択できます。

見たい空港を選択して見てみましょう。

各空港の情報

気象庁のホームページは航空気象に役立つ情報が盛りだくさんです。

とりあえずいろいろ自分で触ってみるのが1番です。

研究してみてください。


-ここだけのパイロットの話
-

執筆者:

関連記事

なんでパイロットになろうと思ったの?【面接での定番の質問】

今回は少し個人的な質問に答えます。 なんでパイロットになろうと思ったの?   これに答えていこうと思います。 これは航空会社の採用面接でもよく聞かれる質問です。航空会社の面接で僕も実際に聞か …

少し前までコックピットの中にパワハラという概念は無かったらしい

今回ですけども、コックピット内でのパワハラについて書いていこうと思います。 個人的にパイロットはいい職業だと思う反面、これだけは本当にどうにかしてほしいと思います。 昔はもっとひどかったという話を聞く …

パイロットって英語どのくらいできればなれますか?

今回は、パイロットの英語力について答えたいと思います。 結論から申し上げると英語できなくてもなれる道はあります。 どの道に行くかで必要な英語力は違う パイロットになるには色々な道があり、主に4つの道が …

モールス信号

モールス信号覚えてますか?

モールス信号覚えてますか? パイロットの仕事の中でも実はモールス信号が使われています。 飛行機は天気が悪い時にはILSというシステムで着陸しますが、その際使う電波にはアルファベットの3文字のIDが割り …

Low ALT Level off!不自由すぎる那覇空港の実態

Jです。 今回ですけども、今日は個別の空港のトピックです。 その空港とは那覇空港です。 那覇空港は国内で交通量が大きい空港の1つです。 その交通量をさばくために2020年の3月から滑走路がもう1本増え …