航空大学校過去問解説

航空大学校過去問【2020年度 総合Ⅱ 解答・解説】

投稿日:02/06/2020 更新日:


Jです。

2020年度の総合問題Ⅱです。

他の年度の過去問解説もありますのでブログの「航空大学校過去問解説」からチェックしてみてください。

難易度は普通だと思います。

毎年同じような問題なので傾向と対策は立てやすいかと思います。

定員が増えてからは1次試験の倍率は3倍程度です。

 

でも、ただ解くだけではなく、できるだけ最短の解き方をしています。

僕の解説のように解けば余った時間を他の問題に回すことができると思います。

問1【時事問題:新政府専用機について】答え④

航空大学校HPより引用

毎年1問は必ず出題される航空系の時事問題。
航空系のニュースはチェックしましょう。

 

問2【時事問題:新札の話】答え②

航空大学校HPより引用

その年に話題になったことに関しての時事問題。

新1万円札は渋沢栄一。新五千円札の裏は「ノダフジ」。新千円札は北里柴三郎。

(ア)渋沢栄一は「資本主義の父」。この選択肢は正しい。
(イ)黄熱病は野口英世の話。これ今の千円札の話。この選択肢は間違い。
(ウ)これ今の五千円札の話。よって間違い。

 

問3【時事問題:新元号の話】答え①

航空大学校HPより引用

これもその年に話題になった時事問題。

問4【社会:法律】答え⑤

航空大学校HPより引用

(1)は「公務員」ってところが微妙。

(2)はわからず。

(3)みたいに選択肢が「~のみ」って書いてあるのは大体不正解。

(4)は明らかに言ってることおかしい。年功序列制度のことか。

以下調べた結果。

(1) 公務員は一部制約がある。
(2) 「勤務間インターバル制度」は努力義務だから罰則はない。
(3) 「民間企業のみ」というのが間違い。
(4) 年功序列の説明
(5)正しい

 

問5【社会:ヒートアイランド現象】答え⑤

航空大学校HPより引用

有名な問題。

ヒートアイランド現象は覚えておきましょう。

地球温暖化、大気汚染、エルニーニョ現象、ラニーニャ現象、オゾン層破壊も合わせて調べておくといいかも。

問6【物理:大気圏について】答え②

航空大学校HPより引用

(ア)(イ)が両方正しいので②。ちなみに(ウ)は間違いで、正しくは「オゾン層」。

問7【物理:等加速度直線運動】a.④ b.③

航空大学校HPより引用

(a)重力は下向きなので「下向き加速度gの等加速度運動」

(b)

問8【物理:運動量と力積の関係】答え③

航空大学校HPより引用

問9【物理:浮力、単振動】答え⑤

航空大学校HPより引用

瞬殺問題。単振動の周期の式は覚えておいて損はない。

問10【物理:力のモーメント】答え⑤

航空大学校HPより引用

問11【物理:ドップラー効果】答え(a)②、(b)③

航空大学校HPより引用

これ大事だから言っときます。

ドップラー効果の公式は覚えなくていい。むしろ覚えたらダメ

 

問12【物理:熱力学】答え②

航空大学校HPより引用

問13【物理:電気回路】答え⑤

航空大学校HPより引用

まずi1を置いたら対称性から反対側もi1となる。i2を置くと、対称性と電流保存から真ん中は2i2となる。

こういう問題は文字の置き方が重要

問14【物理:電磁気】答え③

航空大学校HPより引用

一周した場合、起電力は通った磁場の面積に比例する。

全体の円の面積はπl2で、MQ間の通った面積はドーナツ状になるが3/4×πl2となる。

よって3/4倍。

問15【物理:電気回路】答えa②、b⑤

航空大学校HPより引用

(a)

オームの法則よりE=I(R1+R2)となる。数値を入れて計算すると、I=1.5[A]

(b)

コンデンサーの基本式Q=CVを使う。コンデンサーC2の電位はR2にかかる電位と等しいので

Q2=CV=CIR2=2μ×1.5×3=9.0μ[C]

問16【数学:ベクトル】答え④

航空大学校HPより引用

ベクトルの内積を使う。

①x+y+2z-3=0の方向ベクトルと②2x-y+z+1=0の方向ベクトルと内積の関係式で解ける。

 

①x+y+2z-3=0上の2つの点を取る。できるだけ簡単な点にする。→(0,3,0)と(3,0,0)を選択。

②2x-y+z+1=0上の2つの点を取る。→(0,1,0)と(0,0,-1)を選択。

この「なす角を求める問題」は2014年度の問19でも出題されている。
2014年度の解説では三角関数(tanの加法定理)を用いた解法をしているのでよかったらそちらも参考にしてください。

 

問17【数学:三角関数】答え④

航空大学校HPより引用

問18【数学:対数】答え(a)⑤.(b)③

航空大学校HPより引用

まずは問題文の式をlog2x=xa×64に変形して。

64=2なのでlog2x=xa×2

両辺log2をとってlog2log2x=log2(xa×2)

⇔(log2x)2=log2xa+log26

⇔(log2x)2=a×log2x+6・・・(1)

ここで解の1つが64とのことなので(1)にx=64を入れる。

そうすると

(log264)2=a×log264+6

⇔6=a×6+6

a=5となる。・・・(a)の答え

a=5を(1)に代入して

(log264)2=5log264+6

⇔(log2x)2-5log2x-6=0

⇔(log2x-6)(log2x+1)=0

⇔log2x=6または-1

∴x=64または1/2・・・(b)の答え

問19【数学:正の約数の個数】答え③

航空大学校HPより引用

まずは素因数分解でその素因数がどう組み合わされるかを掛け合わせるだけ。

問20【数学:2次関数】答え③

航空大学校HPより引用

典型的な問題。しかもxの1次式の係数が偶数になってるのはサービス。

①の条件は

(a-3)-(a+3)>0

⇔a-7a+6>0

⇔(a-1)(a-6)>0

⇔a<1またはa>6・・・(1)

 

②の条件より

f(0)=a+3>0より、a>-3・・・(2)

 

③の条件について

f(x)=(x+(a-3))+・・・

なので軸が0より大きい条件は

-(a-3)>0 ⇔ a<3・・・(3)

 

条件(1)~(3)より 条件を満たすaの範囲は-3<a<1

問21【数学:指数関数】答え④

航空大学校HPより引用



問22【数学:微分】答え④

航空大学校HPより引用

とりあえず微分する。f ‘(x)=3x+12ax=3x(x+4a)なので、f ‘(x)=0となるときx=0、-4a

0<a<1という条件があるので、-4<-4a<0となる。

―2≦x≦1の範囲で考えるので、-4aが―2よりも大きい場合と小さい場合で考える必要が出てくる。

(1)-4a<-2、つまりa>1/2の時

(2)-2≦-4a、つまり0<a≦1/2の時

問23【数学:等脚台形】答え②

航空大学校HPより引用

この問題はちゃんとやろうとしたら面倒やけど、これはマークシートの戦いなのでズルをします。そしたら速攻で解けます。

ちなみにこの解き方は筆記試験ならNG。

問24【数学:図形】答え:a①.b⑤

航空大学校HPより引用

この問題のaは三角形ABCで余弦定理を使って終わり。答えは①。

問題はbのほうで余弦定理使いまくってやれば解けるけど、計算が地獄。

あるやり方をすれば瞬時に解ける。時間的に差がすごく出るのでこの解法を覚えてほしい

問25【数学:積分】答え③

航空大学校HPより引用

これは積分の問題。正直言って数学が苦手な人には厳しい問題。

これができなくても合否に影響ないと思われる。


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