ここだけのパイロットの話

面接対策!受け答えのコツ

投稿日:27/07/2020 更新日:


今まで、航空大学校の入学試験、就職活動など様々な面接をしました。

今回ですけども、その経験の中で思った自分なりの面接での受け答えのコツを書きたいと思います。

対策の順番としては

(1)事前準備
(2)やってはいけないことを押さえる
(3)想定される質問の答えの準備(基本的な内容のみ)

この流れです。

ステップ(1)事前準備

事前準備で具体的に何をやるかを説明します。

それは、その会社が何を求めているのかを考えることです。これに尽きます。

やみくもに企業研究をしても全く意味がありません

会社の求めていることが分かれば、そこに対して重点的にアピールをすることができます。

例えば、あなたが、営業職の面接を受けるとします。

会社が営業職に求めていることは何でしょうか?

営業職は顧客から仕事を取ってくるわけですから、ハキハキした元気と体力が必要ということが想像つきます。

従って、学生時代にバリバリの体育会系だったことをアピールした方がいいかもしれません。

職種を考えずに自分のアピールしたいことを言いたいように言うだけでは面接はうまくいきません。

相手方のニーズとこちらのアピールを一致させることが重要です。

会社の歴史や特徴を調べることを企業研究だと勘違いしている人が多いです。

そんなのは誰でもやっています。

その面接を通して会社が何を求めているかを考えたり調べたりすることが「企業研究」なのです。

ステップ(2)面接でやってはいけないこと~これをやったら落ちる~

さて、企業研究が終わったら、面接でやってはいけないことを押さえましょう。

代表的なやってはいけないことは以下の5つです。

①嘘をつく

嘘は絶対にボロが出ます。嘘をつくと会話に深みが出ません。

②悪口・愚痴を言う

悪口や愚痴は友達に言いましょう。中には悪口や愚痴を言うように仕向けてくる面接官もいますのでうまくかわしてください。

③黙ってしまう

分からないことは分からないと言いましょう。わからないまま黙っていたり、適当に答えたりしないようにしましょう。

④質問に答えていない

政治家のような答弁はやめましょう。都合の悪いことを聞かれたときについやってしまう人が多いです。

⑤機嫌の悪そうな顔

僕の同期にいつも眉間にしわを寄せている人がいます。

その人は別に怒っているわけではなくそれが普通の顔なのです。

同期はそのことを良く知っているので良いですが、面接官はその日初めて会う人です。

それを心がけて表情には気をつけましょう。

全て言われてみれば当然の内容ばかりです。

ステップ(3)答えの準備

さて、以上のことを押さえたうえでいよいよ受け答えの準備です。

これにはいくつかコツがあります。

僕は以下の3つがうまくいく秘訣だと思います。

1)準備は基本的な内容だけ

想定される質問は基本的な内容だけでいいと思います。細かい内容までやり始めるとキリがありません。

例えばパイロットの面接であれば

・なぜパイロットになりたいのか?
・なぜ競合他社ではなくうちの会社なのか?
・今までで1番〇〇だったことは?

このような典型的な質問に対しての準備だけでいいです。

2)丸暗記はしない

丸暗記は受け答えが不自然になるのでお勧めしません。また、微妙な変化に対応できません。

1番いいのは、この話題を振られたらこのことを話すと前もって決めておくことです。

例えば「今まで1番苦労したことは?」という質問に対してはアルバイトのことを話そうといったように話題のみを決めるのがいいと思います。

その体験があるのであればその場で話せるはずです。暗記していないので自然に自分の言葉で話すことができます。

3)話を盛る

嘘はいけませんが話を盛るのはOKです。

0を1にするのが嘘です。1を10にするのは大丈夫です。盛大に盛ってください。

できればオチをつけた面白い話をしましょう(笑)

以上、面接のコツを書きましたが、結局面接も会話ですのでその場の雰囲気とあとはノリです。

事前準備を万全にしたら当日は気軽に行きましょう。


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