ここだけのパイロットの話

【名言シリーズ~その1~】航大初めての担当教官からの言葉

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Jです。

 

今回ですけども、僕が航空大学校時代に初めて担当していただいた教官から言われた言葉の中で、今も仕事に生きているものを紹介したいと思います。

 

僕の中での名言は結構あるので今回は~その①~とさせていただきます。

 

フライト学生として初めて空を飛ぶ帯広課程で言われた言葉です。

初めて空を飛ぶというわけなので当然何もかもが初めてで、分からないことだらけで不安でした。

そんな中、言われた言葉です。

 

「これから君たちはたくさんの試験を受けていくと思うが、パイロットの試験において100%万全な状態で試験を受けられることは絶対にない。」

 

初めはピンとこない人も多いかと思いますが、僕は試験を受けていけば受けていくほどこの言葉の意味が分かってきました。

本当の真意は言った本人しか分かりませんが、僕なりの解釈を紹介します。

まず、文字通りに取れば、「勉強量多いから頑張れよ。」ですが、僕はさらに踏み込んだ解釈をしてみました。

 

パイロットの試験の試験範囲は存在しない

大学受験では出題範囲があってそこから出題されます。

しかし、パイロットの試験の試験範囲というものは存在しません。

さらに、当日の天候は誰にも分かりませんし、当日何か不具合が起こる可能性だってあります。

従って、客観的な100%の準備などそもそもあり得ないのです。

そんな範囲の中でも聞かれやすい分野、絶対に聞かれる大事なことは存在します。

教官の言葉は「ポイントを押さえて効率的にやっていかないとこの先苦労するぞ」という意味だと思っています。

やれるだけの準備をして当日はその持っているものの中で勝負するしかないということだと思います。

 

いくら勉強してもやり過ぎということはない

100%万全な状態にならないということはこうも言えます。

それは「いくら勉強しても必ず足りないところは存在する」ということです。

要は、「この先たとえ機長になったとしても調子に乗るな、一生勉強」ということでしょうか。

 

これからも名言を定期的に紹介していこうと思います。


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