那覇空港についてです。
目次
那覇空港の特徴
2020年に新滑走路が完成して2本になりました。近くに米軍の嘉手納基地と普天間基地があり、それらの空域が優先されているために民間機は不自由な飛行を余儀なくされています。
具体的には離陸後に1200ftという低高度で一度水平飛行をしなければならなかったり、着陸する滑走路の遥か遠方から1200ftで飛行しなければならなかったりします。
【滑走路】
RWY18R/36L(着陸用)
RWY18L/36R(離陸用)
※代表風RWY36L
1.到着経路とアプローチ
海側に作られたRWY18R/36Lが着陸用に運用されています。
到着機は本州方面からの到着機と宮古・石垣方面からの到着機がありますが、その到着機で那覇空港周辺は非常に混雑します。
本州方面からの到着機は沖縄本島北の伊平屋島付近のIHEYAというポイントに向かい、そこから順番に那覇空港に向けて進入していきます。
基本的にアプローチはRNP RWY18R ApproachもしくはILS Z RWY36L Approachです。
天気が悪い時にはILS RWY18R Approachが実施されます。
RNP RWY18R Approach
(RNP RWY18R Approach:AIP Aerodromes ROAHから引用)
南風の時にはRNP RWY18R Approachが行われます。
↓詳しくはこちらの記事を参照↓
ILS Z RWY36L Approach
(ILS RWY36L Approach:AIP Aerodromes ROAHから引用)
北風時はILS Z RWY36L Approachが行われます。
稀に、Visual Approach RWY36L Approachが行われることがあります。
管制官からVisual Approachの打診が行われ、パイロットが承諾した時に行われます。
Visual Approachは任意の経路を飛行できますが、騒音に配慮して沖縄の陸地の上空は飛ばないこととなっています。
全国的にもレアなPAR Approachが実施される場合も
さて、那覇空港の特徴としてもう1つ大きいのがPAR Approachが実施される場合があります。
PAR Approachは天気が極端に悪いときに行われます。
| 各RWY | DA/RVR | PARのDA/RVR |
| ILS 18R | 263/600m | 216/550m |
| RNP 18L | 430/1600m | 211/700m |
| ILS Z 36R | 292/650m | 249/600m |
| ILS Z 36L | 214/550m | 214/550m |
上記の表を見ると、RWY36LではDAが同じなのでPAR Approachをするメリットはありません。
その他のRWYではPAR Approachの方がDA/RVRが低いので悪天候の時にはメリットがあります。
特にRWY18LにはILSが付いていないのでPAR Approachのメリットは特に大きいです。
2.出発と離陸経路
陸側にあるRWY36R/18Lが離陸用に運用されています。
大きな特徴として離陸後の低高度での一時水平飛行があります。(Low Altitude level offという)
高度は1200ft(365m)で、これは東京タワー(333m)の高さとほぼ同じです。
離陸推力で離陸して、一瞬でエンジンを絞って1200ftを水平飛行するのはなかなか難しいです。
理由は嘉手納飛行場関連の飛行機が1200ftより上を通るからです。
米軍優先で民間の飛行機は避けなければならないからです。
ちなみに、昔は1000ftだったのでさらに難しかったです。



