今回ですけども、意外に知られていない空の話です。
空は広くて飛ぶ場所は無限にあると思っていませんか?
車と飛行機どっちが自由だと思いますか?
実は、空は規則やルールでガチガチに固められていて自由は存在しません。
世界中の飛行機を見れるサイトがある
まず、どれだけの飛行機が飛んでいるかを見てみましょう。地球上の飛行機がリアルタイムで見ることができるサイトがあります。
”フライトレーダー24”というサイトです。面白いのでリンクを貼っておきます。よかったら見てみてください。
https://www.flightradar24.com/
リアルタイムで動いており、画面の飛行機を押すと、その便名、会社、どこからどこ行きかまで分かります。無料版でも十分使えます。
このサイトから分かるようにかなり多くの飛行機が密集して飛んでいます。
世界中で空の状況は既に飛行機で飽和状態であると言われています。そんな中でも衝突することなく運航していかなければなりません。
空は常に混雑している
航空機同士の異常接近や衝突を防ぐため、空には厳格なルールが存在します。主な制約は以下の4つです。
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ルート:定期便の目的地までの飛行経路はあらかじめ決まっている
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空域:飛行が禁止・制限されているエリアが多数存在する
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巡航高度:法律で定められた選択肢の中から指示・選択する
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速度:管制官から指示が出された場合は必ず遵守する
空港周辺ではさらに細かな制限が加わり、経路・高度・速度のすべてが管制官によってコントロールされます。
こうして比較すると、車の方がはるかに自由です。車なら目的地までのルートをその場の気分で変えられますし、法定速度内であればスピードの出し方も自分でコントロールできますよね。
日本における飛行機の巡航高度の選択肢
日本の空域において巡航高度はどのように決めるのでしょうか。ほぼどこの国も高度の単位はft(フィート)です。ちなみに中国はm(メートル)です。
日本国内における巡航高度は航空法で決められているのですが、大きく分けて巡航高度は東行きの飛行機と西行きの飛行機で分けられています。
具体的に言うと、東行きを奇数高度、西行きを偶数高度に分けています。
図で見るとわかりやすいです。このように飛行機がぶつからないように1,000ft刻みで巡航しています。1,000ftは約300mです。
300mの高度で飛行機同士は空中ですれ違うのです。
巡航高度は通常は41,000ft(約12,500m)が1番高い高度です。下の高度に関しては制限はありませんが、ジェット機の性能上1万台の高度は飛びません。
ちなみに日本で1番高い富士山の高度は12,388ft(3,776m)です。24,000ftだと富士山の2倍の高度ですね。
さて、この選択肢の中から揺れない高度を選択していくわけです。少ない選択肢がさらに少なくなっていきます。
このようにパイロットは不自由に決められたルールの中で、より快適な飛行を目指して頑張るしかないのです。
いくつか抜け穴のようなやり方もあるのでそれはまた機会があれば個々に詳しく書いていこうと思います。
まとめ:不自由だからこそ守られる「空の安全」
世界中に飛んでいる飛行機が、全て地上に降りたら駐機場は足りないそうです。
それほどまでに、常に膨大な数の飛行機が空を飛んでいます。
一見すると不自由で制約だらけの空のルールですが、この厳格な管理とコントロールがあるからこそ、私たちは毎日安全に目的地まで飛ぶことができるのです。
