モールス信号覚えてますか?
パイロットの仕事の中でも実はモールス信号が使われています。
飛行機は天気が悪い時にはILSというシステムで着陸しますが、その際使う電波にはアルファベットの3文字のIDが割り振られており、そのIDをモールス信号を使って受信できているかどうかを確認します。(最新の飛行機では音で聞く必要はありません。)
目次
アルファベットのモールス信号一覧
A | ・ー | N | ー・ |
B | ー・・・ | O | ーーー |
C | ー・ー・ | P | ・ーー・ |
D | ー・・ | Q | ーー・ー |
E | ・ | R | ・ー・ |
F | ・・ー・ | S | ・・・ |
G | ーー・ | T | ー |
H | ・・・・ | U | ・・ー |
I | ・・ | V | ・・・ー |
J | ・ーーー | W | ・ーー |
K | ー・ー | X | ー・・ー |
L | ・ー・・ | Y | ー・ーー |
M | ーー | Z | ーー・・ |
モールス信号の覚え方
覚えられるものから覚えていきましょう。特徴的なものから順に覚えていくと良いと思います。
母音を覚える
日本人なのでまずは母音から覚えてみるのもいいです。
A:・ー
I:・・
U:・・ー
E:・
O:ーーー
一番短いものを覚える
一番短いものは「E」と「T」です。
E:・
T:ー
ゾロ目のものを覚える
E:・
I:・・
S:・・・
H:・・・・
T:ー
M:ーー
O:ーーー
SOSはモールス信号では?
ピンチを伝えるSOSはモールス信号ではどのように表記するでしょうか。
SOS:・・・ ーーー ・・・
やはりとても覚えやすくなっています。
他にも色々工夫して覚えてみてください。
ILSのIDはIから始まる
国内のILSのIDはI「・・」から始まります。
例えば羽田空港のRWY34RのILSのIDはITCです。
ITCは「・・ ー ー・ー・」です。
RWY34LのILSだとIHAで「・・ ・・・・ ・ー」です。
まとめ
パイロットが全員モールス信号を覚えているかといえば、実は覚えていません。
覚えていなくてもパイロットが使うチャート(図)に書かれているからです。
覚える必要は全くありませんが、覚えておくとチャートを見なくても音を聞くとIDを読み取ることができます。(自己満足)
是非興味がある人は覚えてみてください。