「パイロットになるのに学歴は必要ですか?」と、かなり頻繁に質問を受けます。
「パイロットなんて高学歴に決まっている」「東大、京大、早慶くらいじゃないと無理でしょ」といったイメージを持っている方も少なくありません。
結論から言うと、学歴はあるに越したことはありませんが、なくてもパイロットになるルートはあります。
この記事では、現役パイロットの視点から学歴のリアルな必要性について徹底解説します。
パイロットに学歴は必要?結論「あった方が断然有利」
パイロットという職業に限らず、一般論として学歴があった方が就職活動で有利になるのは事実です。
採用する企業側の視点に立つと、応募者の「努力を継続できる力」や「基礎的な知力」を測る指標として学歴が機能するため、採用されやすくなる傾向は否定できません。
しかし、実は学歴がなくてもパイロットになって活躍している人はたくさんいます。
なぜなら、パイロットの就職活動では、目指すルートによって学歴が評価されるかどうかが大きく異なるからです。
学歴の重要度はどの道でパイロットになるかによる
いわゆるエアラインのパイロットになる方法は大きく分けて4つあります。
※各ルートの詳しい違いや特徴については、以下の解説記事も参考にしてみてください。
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自社養成パイロットとして航空会社に入社する
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航空大学校でライセンスを取得して航空会社に就職する
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操縦科のある私立大学でライセンスを取得して航空会社に就職する
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海外留学や国内スクールでライセンスを自己取得して航空会社に就職する
この上記の中で学歴が有利になる可能性があるのは「①自社養成パイロットとしての就活」と「②航空大学校の入試(面接)」だけです。
なお、航空大学校の入試突破には学力が必要ですが、航大を卒業して航空会社へ就職する段階になれば、出身大学の学歴は一切関係なくなります。
つまり、就活という枠だけで言うと学歴が有利になるのは「①自社養成パイロットとしての就活」だけです。
自社養成採用は、ライセンスを持たない「未経験の学生」を採用して一から育成する仕組みです。そのため、一般的な企業の就職活動と同じく、ポテンシャルや学歴(学力)が重視されます。
一方で航空大学校、私大、自費であれ、ライセンスを取ってから航空会社に就職する場合は学歴ではなく航大・私大の成績やこれまでのキャリアが評価されるということです。
もちろんパイロットの仕事に学歴は全く関係ありません。
パイロットを目指す中学生・高校生が今すべきこと
もし中学生や高校生から「パイロットを目指していますが、学歴は必要ですか?」と聞かれたら、私は迷わず「学歴は必要。だから本気で勉強して、できるだけ良い大学を目指してほしい」と答えます。
「学歴がなくても目指せるルートがある」というのは事実ですが、それはあくまでパイロットになった後に結果として言えることです。
パイロットになるための訓練や実際の仕事では、専門的な知識を大量に学ばなければいけません。
航空力学、気象学、航空法、英語、航空機のシステム、操縦についてなど分野も内容も膨大ですが、これらを理解して限られた期間で修得するためには、結局のところ高い「基礎学力」と「勉強する習慣」が不可欠です。
厳しい現実として、最終的に試験や訓練を突破してパイロットになれる人は、高学歴(=勉強のノウハウを身につけている人)の割合が高くなります。
だからこそ、パイロットになれる確率を少しでも上げたいのであれば、「今はとにかく勉強して、少しでも偏差値の高い大学に入る努力をすること」が一番の近道になります。
まとめ
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自社養成・航大入試: 学歴(学力)があった方が有利
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航大・私大・自費からの就活: 学歴よりも「ライセンス・訓練成績・人柄」が重視される
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中学生・高校生へのアドバイス: パイロットになれる確率を上げるため、まずは目の前の勉強を頑張り、良い大学を目指そう
パイロットの仕事そのものに学歴は直接関係ありません。
しかし、「パイロットになるための挑戦権を得る・確率を上げる」という意味で、学力や学歴は強力な武器になります。
パイロットを目指す方は、ぜひ妥協せずに日々の勉強に取り組んでみてください!