Jです。
今回ですけども、航空大学校での「就活」についてです。
既に就職して会社から給料をもらって訓練をしている自社養成パイロットとは違い、航空大学校の在学生は学生です。
したがって、航空大学校の学生は就活をしなければならないのです。
航大生の就活はどのようになっているのかをまとめました。
倍率だけ見ると航大はこんなにお得
航空大学校に入っても就活を改めてしないといけないのかとガッカリする人もいるかもしれませんが、実はそれでもかなりお得です。
パイロットになるための倍率を考えてみましょう。
パイロットになるにはかなり倍率が高いイメージです。
ANAなどの大手航空会社の自社養成パイロットの採用試験は100倍以上とも言われています。
しかし、航空大学校に行けばANAなどの大手に低倍率でチャレンジすることができます。
航空大学校を卒業できたらほぼ100%がエアラインにパイロットとして就職できるのです。
つまり、会社を選ばなければ100%パイロットにはなれます。
そうなると航空大学校に入れるかどうかが勝負になります。
航空大学校の入学試験の倍率は約9倍です。
このように自社養成に比べて10倍以上パイロットになりやすいのです。
航空大学校の就職活動は基本的には航大生しかいない
航大就活の最大のメリットは各航空会社は航大枠での採用になることです。
同期だけがライバルです。
ANA、JAL、ソラシド、AIRDO、JTA、Peachなどの日本の航空会社が航空大学校から採用をします。
つまり、大手のANAでも航空大学校だけのために会社説明会や試験をしてくれるということです。
これってすごいことだと思いませんか?
長い歴史の中でずっとパイロットを送り出し続けてきた航空大学校はそれだけ業界から評価が高いという現れです。
ちなみに全パイロットの約4割は航空大学校出身者です。
採用された後も歴史ある航空大学校出身というのは一目置かれた存在です。
これを利用しない手はありません。
卒業後に自分で就活するのであれば特別枠はない
在学中に残念ながら就職の内定をもらえなかった場合や、日程的に卒業後に入社試験を受ける場合は航空大学校の特別枠はありません。
しかし、それでも募集はかなり出ていますし、航空大学校卒であればなんとかなっているというのが現状です。
やはり、ライセンスを持っているというのは大きいですね。
航空大学校卒というのもそこではメリットになります。