Jです。
今回ですけども、初めてのフライト課程で体験したとある教官の名言(迷言)についてです。
航空大学校のとある名物教官と乗った時の話です。
その教官は面白くて有名な教官でした。
訓練内容
帯広課程で初めて飛行機で空を飛ぶわけなので、初めからうまくできるわけがありません。
帯広課程のはじめでは最も基本的なことから練習します。
それは飛行機の高度と速度と針路を維持する練習です。
例えば、高度4000ftであれば、ずっと4000ftで飛べるように練習します。
はじめはうまくいきません。4000ftで飛びたくても3900ftになってしまったり4100ftになってしまったりします。
スピードも110ktで飛びたくても120ktになってしまったり100ktになったりします。
ポイントはズレにいかに早く気づくか
例えば4000ftを飛ぶ訓練をするときに、はじめは下手なので3900ftになってしまったりします。
訓練をしていくうちにそのズレが3950ftになり、3980ftになり、最終的にはほとんどズレなくなっていきます。
飛行機の操縦は修正操作の連続です。
いかにズレに早く気づき、修正操作を行うかがポイントです。
ズレに早く気づける人が操縦がうまい人です。
きっと教官もそれが言いたかったんだと思います。
気づくのが遅い人への指導こんな感じ
ある日のフライト、やはり望んだ高度・スピードからズレてしまいます。
ズレに気づくのも遅かったせいか高度・スピードのズレも大きかったです。
教官「高度!!ズレてるぞ!!」
学生「はい!修正します!」
教官「今度はスピードズレてんぞ!」
学生「はい!」
教官「○○、気づくのが3秒おせーんだよ!」
学生「すみません!」(またズレる。すぐ気づかない)
教官「だーかーらー、気づくの3秒おせーんだよ!生まれてくるのが3秒おせーんだよ!母ちゃんに3秒早く産んでくださいって言っとけ!!!」
学生「はい!!」
教官「今、はいって言ったな?絶対言えよ」
学生「・・・・・・。」
こんな感じです。
今初めて文字に起こしましたが全く意味が分かりません。
当時はみんな必死でしたが、良い笑い話になっています。