Jです。
今回ですけども、パイロットの訓練についてです。
自社養成であろうが、ライセンサーであろうが会社に就職しただけでパイロットとして飛べるわけではありません。
会社で訓練をして審査に受かった人だけが、パイロットとして乗務することができます。訓練にかけられるお金は限られているので無制限に訓練をすることはできません。
決められた回数で仕上がらなかった人は残念ながらその会社ではパイロットになることはできません。
訓練が始まると、当然ですが訓練がスムーズに進む人もいれば、逆にうまくいかない人も出てきます。
僕も今までたくさん訓練してきました。その経験からうまくいく人には一定の共通した特徴があります。
今回は僭越ながら訓練がうまくいく人の特徴を上げてみました。
目次
訓練がうまくいく人の特徴
①言われたことを素直にやる
「素直」であることは重要です。その道何十年の教官の気持ちになってみてください。一生懸命教えても反抗する人がいたらどう思うでしょうか?
大学受験までのお勉強ではなくて、人が人に技術を教えるわけなのでそこの人間関係を無視することはできません。
特にパイロットの世界は職人気質の縦社会です。素直な人はそれだけで可愛がられます。教えられたことが本当に正しいかどうかは自分が独り立ちしてからゆっくり考えればいいのです。
②仲間とよくディスカッション・情報共有する
訓練は必ず同期と共に受けます。その同期でうまくまとまっているかどうかが重要です。
同期の誰か1人が訓練中に指摘されたことは翌日にはそのコースの全員が知っているということが求められます。したがって、自分が言われたことはしっかりと同期に共有して、同期が同じことを言われないように情報共有しなければなりません。
また、同期の話をよく聞いて自分が同じ失敗をしないように心掛けないといけません。
③ONとOFFがはっきりしている
勉強ばっかりしていたらいけません。時には旅行に行ったり、デートしたり、体を動かしたりすることがうまくできる人は訓練もうまくいく傾向にあると思います。訓練中はいろいろなストレスがあります。そのストレス解消がうまい人は、訓練のパフォーマンスも良いものになります。
④たとえバカでも明るく元気がある
いわゆる「気持ちのいいバカ」は可愛がられますし、みんなが助けてくれます。パイロットの世界は体育会系(特に航空大学校出身者)なところがあるので、少々バカなくらいがちょうどいいと思います。
スティーブ・ジョブズも「Stay hungry, Stay foolish」と言っています。まさにその通りです。
⑤いい感じで開き直っている
パイロットの訓練で初めから全てうまくできる人はいません。
時には教官から厳しい言葉を投げかけられることもあります。そんな時でも落ち込まずに訓練を続けていかなければなりません。パイロットの訓練は気持ちが落ち込むと一気に何もかもうまくいかなくなってしまい負のスパイラルに入ります。
うまくできない自分を責めるのではなく、「初めからうまくできないのは当たり前」といった開き直りの姿勢は時には必要です。その日の訓練は何か1つでも掴むことがあれば大成功なのです。自分を信じてプラス思考でいきましょう。
「もしうまくできなかったらどうしよう?」と考えてはいけません。
まとめ
どうでしたか?
舐めずに真面目に元気よくやれば副操縦士にはなれると思います。
いろいろ特徴を書きましたが、最後は気合いと根性で頑張っていただけたらと思います。
苦労する人の特徴もブログで書いてみたのでぜひチェックしてください。