Jです。
今回ですけども、パイロットの訓練についてです。
以前にも述べましたが、会社に就職しただけでパイロットとして飛べるわけではありません。
会社で訓練をして審査に受かった人だけが、パイロットとして乗務することができます。
訓練回数は決められており、決められた回数で仕上がらなかった人は残念ながらその会社ではパイロットになることはできません。
訓練が始まると、訓練がスムーズに進む人もいれば、逆にうまくいかない人も出てきます。
僕も今まで訓練してきました。その経験によると訓練で苦労する人には共通した特徴があります。
今回は僭越ながら訓練で苦労する人の特徴を上げてみました。
訓練で苦労する人の特徴
①自分の意見がない
自分の意見や考えがないと訓練では困ったことになります。
なぜなら教官は人によって教え方が違うからです。
人によって全く逆の教え方をしてくることは当たり前です。
自分の意見がない人は以前言われたことと違うことを言われた時にどっちが正しいのか混乱してしまいます。
自分の意見があると、外から何を言われてもいったん自分の頭で考えることができるのでうまく取捨選択していくことができます。
それができないといつまでたっても独り立ちできません。
②自分1人だけで勉強する
航空大学校でも会社でも訓練でフェイルしてパイロットになれなかった人は、同期から浮いて孤立化していたという共通点があります。
パイロットは訓練時間が限られているため人の失敗も自分のものとしていかないと期限内に技量が仕上がりません。
自分1人でできること、経験できることには限りがあります。他の人と情報共有したほうが訓練はうまくいきやすいと思います。
1人で勉強していると、もし勘違いして覚えていたりしたことがあっても、そのまま最後の審査まで気づかないことがあります。
また、訓練がうまくいかないときに1人で抱え込むのもよくない傾向です。
僕のおすすめは、まずは1人で勉強してから、その知識を同期と確認し合うのがいいと思います。
③真面目過ぎる
これは高学歴な人や、今まで優秀と言われてきた人に多い特徴です。
真面目なことはいいのですが、真面目過ぎると意外な落とし穴にはまることがあります。
それは、やるべきことが多すぎて潰れてしまうということです。
パイロットになるまでに覚えなければならないことやらなければならないことは膨大です。
それを1人で全部こなすのは無理です。
そういう人は適度に開き直って100点ではなく80点を取りにいくくらいの心意気でいきましょう。
④分からないことがあってもごまかす
これは命を預かる仕事である以上、絶対にやってはいけないことです。
訓練生なので分からないことがあるのは当たり前です。
分からないことは分からないと素直に言って後で調べればいいのです。
言い訳も厳禁です。
⑤単純に準備不足
分からないことは分からないと言いましょうと言いましたが、何もかも分からないのはダメです。
基本的なことも勉強せず訓練に臨むとやる気がないと思われてしまい、本気で教えてもらえなくなると思います。
本気でやっていない人は誰も助けてくれません。
以上です。
他の記事で「訓練がうまくいく人の特徴」を書いてますので良かったら参考にしてください。