Jです。
パイロットになるのに理系と文系どちらが有利かということをよく聞かれるので書いてみました。
パイロットは文系の方が多いという事実
パイロットの出身学部は様々です。
法学部・経済学部・理学部・工学部など幅広いです。たまに医学部卒もいます。
私独自の調べによると、パイロットは人数比で言うと文系の方が多いと言われています。
理由は簡単でそもそも文系の学生の方が数が多いからです。
パイロットは文系理系問わず誰でもなれるので、万遍なく採用したら学生の文系理系の比率がそのまま反映されてしまうのです。
一般的に学生の理系・文系の比率は文系7割・理系3割と言われています。
男女別に見ると、男性の場合は文系6割・理系4割で、女性の場合は文系8割・理系2割と言われています。
パイロットは男性の数の方が多いので文系6割・理系4割ということが推察できます。
航空大学校1次試験の総合問題partⅡは明らかに理系有利
パイロットになる方法のひとつに航空大学校に進学するという選択肢があります。
航空大学校の入試に限って言えば理系が圧倒的に有利と言わざるを得ません。
理由は簡単で、全25問中20問ほどが化学・物理・数学の問題だからです。
文系で物理をやっていない人は、航空大学校を受験する際にわざわざ勉強しなければなりません。
数学の問題も2019年度以降では数Ⅲの問題が出題される頻度が上がってきています。
2024年度の問43では数Ⅲを知らないと解けないであろう問題(区分求積法の問題)が出ました。
そうなってくると数Ⅲをやっている理系が有利です。自社養成は面接や英語が中心なので理系か文系かは関係ありません。
自社養成はどちらかというと学歴の方が重要だと言われています。
会社に入れば理系と文系に有利不利はない
航空大学校の入試はさて置き、パイロットになるのには理系文系どっちでもいいと思います。
パイロットに求められるものがそもそも理系・文系という枠では測れません。両方必要です。
「理系だから」「文系だから」と言っていいのは大学入試までです。
ちなみに大学・学部も関係ない
パイロット候補として会社に入ったら大学・学部も一切関係ありません。経験上そういう話もあまりしません。
大学・学部・文系・理系関係なく仕事で結果を出すことが求められます。