ここだけのパイロットの話

航空大学校宮崎座学課程での体育の驚愕の内容

投稿日:11/12/2020 更新日:


Jです。

航空大学校に入学するとまずは宮崎座学課程に入るのですが、そこでは体育があります。

今回ですけども、航空大学校の体育の授業について書いていこうと思います。

今はどうなっているか分かりませんが、僕が在籍していた時の話をしたいと思います。

試験内容は衝撃でした。

 

体育の内容

当たり前ですが、航空大学校は飛行機の操縦をして免許を取るところです。

したがって、怪我は絶対にしてはいけません※フリではない

怪我をしてしまうとフライト訓練ができなくなって、長期の怪我であれば回期落ちしてしまうことさえあります。
(回期落ち:長期離脱した後に後輩の回期で復帰すること。非常に気まずいのでやりたくない)

体育で怪我をして、その次に控えている帯広フライト課程に支障が出たら大変です。

そこで、航空大学校の体育の授業はとにかく安全に配慮して、怪我をしないことを第一に行われます。

 

その授業内容は…

 

バドミントン

 

です!!!

 

フォーミングアップしてからひたすらバドミントンです。

しかも、ひたすら試合(ダブルス)です。

それしかやらないので課程の最後の方には自分にはバドミントンの才能があるんじゃないかと思うくらいメキメキ上達します。

ちなみに体育の教官もやります。

 

バドミントンの理由(体育の教官談)

なぜバドミントンなのか?

 

教官曰く、バドミントンが室内でできて、最も怪我率が低く安全だからだそうです。(たぶん嘘)

ボールを使わないし、ネットを挟んでいるので衝突しないとのことでした。(ダブルスなのは大丈夫?)

確かにボールを使う競技は突き指したり、苦手な人にとっては危険かもしれません。

スポーツが苦手な人もいるわけなので、航空大学校の体育として採用するのであれば現実的かなと思いました。

野球とかだと素人には本当に危ないですしね。

 

ただ、実際の理由は教官がバドミントンをやりたかっただけだと思います。

非常に楽しまれておりました。

ちなみにエアラインに入って航空大学校出身者などに話を聞いたところバドミントンは昔から行われていたようです。

 

バドミントン安全説崩壊

ここで悲報があります。

1番安全な競技バドミントンで同期が足を怪我しました。

バドミントン安全説神話崩壊です。

幸い怪我の程度は軽く、帯広フライト課程までには完治したので身体検査関係も問題なく、そのまま復帰できました。

今では良い笑い話になっていますが、当時は必死でした。

 

驚愕の試験内容

さて、試験内容です。

これが1番言いたかったです。

バドミントンの授業の試験は当然バドミントンだと思います。

違いました。

 

何と…

20mシャトルラン

です。

 

(え?)

20mシャトルランです。(2回目)

 

ドレミファソラシドの音楽に合わせて20mを往復するあれです。(ご存じない方はYoutubeで見てみてください)

かつて中学生・高校生の体育測定でやりました。

キツイです。

嫌いです。

100回を目指していたのが懐かしいです。

 

よく考えてみると、航空大学校の学生は「学生」という身分ですが、もうそれほど若くはありません。

大学4年出て社会人を経て航空大学校に入学した人は20代後半です。

そんな運動をしていない30歳手前の人がやる種目ではないです。

 

(怪我させない前提はどこ行った??)

 

とは言いつつ、走るのをやめる時期は個人に任されているのでいいんですけどね。

回数が少ないからと言って単位を落とすこともありません。

とにかくめちゃくちゃでしたが、航空大学校の体育は同期と和気あいあいで楽しかった思い出があります。

(教官元気かな)








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