パイロットに向いている人はどういう人でしょうか?
結構学生に聞かれる質問です。
「こういう人は向いている」「こういう人は向いていない」と一概に言えないので難しいです。
性格的に向いていると思っている人が操縦してみると上手くいかなかったり、向いてなさそうな人がやってみると適性があったりすることが良くあります。
実はパイロットは能力の高い人がなる職業ではなく、優れた能力が無くても誰でもなることができる職業です。
しかし、経験的にどうしても「向いてない人」はいるのでどういう人が向いていないかを紹介します。
目次
パイロットに向いていない人3つの特徴
①勉強が大嫌いな人
パイロットになるまでには操縦の実技だけでなくかなりの勉強量が必要になります。
実技をする時間よりも地上で勉強する時間の方が遥かに長いです。それもほとんどが自学自習です。
暗記しなければならないこともありますし、さらに自分で自分の課題を見つけ、どうすればよいかを考えて勉強する時間が求められています。
そしてその勉強には終わりがなく、引退するその日まで勉強が必要です。機長になった後でも半年に1回資格維持の試験がありそれに合格し続けないと乗務することができません。
勉強が大嫌いな人はパイロットになっても辛いだけだと思います。
②目指す理由が「給料が良い」「モテたい」の人
これは特に重要です。
そもそもパイロットになりたいと思っていない人は訓練の途中でつらい時期を過ごす可能性が高いです。
辛い訓練でも乗り越えられるのは最後は「パイロットになりたい」「飛ぶのが好き」という気持ちが大きいです。
ただ、やってみないと本当になりたいのか、飛ぶのが好きかどうか分からないのも事実です。
受験の時点では誰も飛んだことが無いです。
実際に「なんとなくカッコいいから」「受けてみたら受かった」「なんとなく」という人は意外に多いです。
その程度であれば大丈夫です。ちなみに私も受けたら受かった組です。
たとえ飛行機に詳しくなくても試験を受ける時点で興味があるということです。
ここで言っているのは、勉強や訓練を続けていっても全く興味がわかない、むしろ辞めたいくらい興味がない人のことを言っています。
パイロットの訓練は楽しいことよりもつらいことの方が多いと思います。
「給料が良いから」「モテそう」のような理由だけでパイロットを目指すのはコスパが悪すぎます。
それなら医学部に行って医者になった方が良いと思います。
③真面目すぎる人
私はこの項目が最重要だと思っています。
このタイプは勉強ができる高学歴な人に多いです。
パイロットになるまでに、またパイロットになってからも勉強しなければならない量は膨大です。
パイロットになるまでに乗り越えなければならない難関がいくつもあり、時には理不尽なことに直面する場面もあります。
真面目過ぎる人は全てを自分一人で抱えて、教官や先輩に言われたことを全て真に受けて潰れてしまうことがあります。
ある程度の開き直りや枝葉にこだわらず本質を見抜く力が必要です。
また、同期など他人に頼ることも時には必要です。
向いているか向いていないか考えることに意味はない
今の自分の性格が向いているか向いていないかを考えることに意味はありません。
上にも書きましたが、実際に飛んでみるまで分からないからです。
また、パイロットを目指して訓練していく過程においてパイロット的な思考はある程度身についてきます。
上記の3つに当てはまってない場合であれば、とりえあずは自分はパイロットに向いていると思って良いと思います。
経験上パイロットに向いていない人は1割くらいです。
フェイル率も1割くらいなのでなかなか正しいのではないかと思っています。
まとめ
・勉強が大嫌いな人はやめといた方が良い
・「お金」「モテたい」だけが動機の人はやめといた方が良い
・真面目過ぎる人は潰れてしまうかも