ここだけのパイロットの話

連続離着陸訓練(タッチアンドゴー)!通称回転寿司

投稿日:12/08/2020 更新日:


Jです。

今回ですけども、連続離着陸訓練(タッチアンドゴー)についてです。

連続離着陸訓練ですが、小型機・大型機を問わず行うパイロットにとって重要な訓練のひとつです。

 

空港の周りをぐるぐる回る

訓練内容は離陸着陸を繰り返しながら、空港の周りを回ります。

その経路のことを場周経路と言います。

高度は小型機の時は1000ftだったと思います。ジェット機は1500ftでした。

滑走路に着陸した後は、止まらずに着陸滑走しながらそのまま再度離陸出力を出して離陸します。

 

操縦に必要な全ての要素がそろっている訓練

上の図はとてもシンプルですが、この訓練には操縦に必要な要素が全てそろっています。

離陸操作から始まり、Level off操作、Turn、高度維持、速度維持、針路維持、風のWCA修正、Gear/Flap操作、降下率維持、アプローチ、風への対応、そして着陸です。

これを1度に訓練で何周かします。

だいたい1周回るのに5~6分かかります。

5~6分という短い時間の中で操縦をしながら飛行機の手順も行って着陸させるので忙しい訓練です。何もしていない暇な時間はありません。

飛行機は1度浮いてしまうと止まることができません。

頭の回転が飛行機の速さに置いて行かれないように必死です。

 

完璧に1周回るのは難しい

この訓練はシンプルですが難しいです。

それだけ奥が深いです。

個人的に特に難しいと思うのはbase Leg以降です。

Gear/Flapのセットとターゲットアプローチスピードへの減速、降下開始、3°Pathの確立を限られた時間でやらないといけません。

やるべき時にやるべきことを確実にやっていかないと取り残されてしまいます。

たぶんいまだに1回で完璧に回れません。

頑張りがいがあります。

 


-ここだけのパイロットの話
-

執筆者:

関連記事

訓練生へ~パイロットは訓練時間無制限であれば誰でもなれる~

Jです。   今回ですけども、エアラインパイロット(副操縦士)になるための訓練について思うことです。 僕はパイロットになるのに素質は特に必要ないと思っています。飛行機の操縦自体はそんなに難し …

面接対策!受け答えのコツ

Jです。   今まで、航空大学校の入学試験、就職活動など様々な面接をしました。 今回ですけども、その経験の中で思った自分なりの面接での受け答えのコツを書きたいと思います。   対策 …

福岡空港【RJFF/FUK】

福岡空港の特徴 福岡空港は日本でも有数の混雑空港。 滑走路は1本(RWY16/34)しかないため激混みする。 立地は申し分なく、博多の中心地に近く、JR博多駅から地下鉄で2駅の距離にある。 めちゃくち …

女性パイロットの割合は?身長は?妊娠については?疑問解消

Jです。   よく質問で「パイロットに女性はいますか?」と聞かれます。 パイロットは男の職業というイメージはもはや過去のものです。 現在では女性のパイロットが多く活躍しています。 &nbsp …

飛行機の画像

安全の最後の砦!ゴーアラウンド!!!

Jです。   今回ですけどもゴーアラウンドについてです。 パイロットがゴーアラウンドをするのはいつなのか、ゴーアラウンドについてのスタンス、ある医師から言われた言葉について書いていきます。 …