Jです。
今回ですけども、日本と海外の管制官の違いについて書いていこうと思います。
管制官の仕事とは
管制官の仕事は飛行機を管制することですが、具体的には飛行機同士が衝突しないように間隔を取ることです。
日本の国内線は全てレーダーの覆域内です。
レーダーで飛行機を見て、衝突しないように指示を出し、飛行機同士の間隔を取ります。
管制官の業務は「管制方式基準」という規程に則って行われます。取るべき管制間隔は決められています。
雲の中を飛ぶときなど、パイロットは他の飛行機を見ることができません。
そんな状況でも管制官はレーダーで飛行機の間隔をモニターしており、管制官が空の安全を守っているのです。
日本と海外の管制官の違い(感想)
海外の方が攻めた管制をします。
海外では着陸の時は先行機との間が狭いです。前の飛行機がもたついて滑走路から出るのが遅れたら後続機はゴーアラウンドするでしょう。
ランディングクリアランスを出しておきながら、平気で交差している滑走路から目の前を横切って離陸していきます。
日本はと言うと、自分が離陸するとき
“Arrival traffic 7NM on final, hold short of Runway”
(着陸機が7マイルのところにいるので滑走路手前で待機)
いや、7マイルだったら先に離陸できるだろ!!!というのが正直なところです。
日本の管制官は公務員で海外は民間のところもあります。
民間では多く離着陸させた方が多く給料を貰えるとか。
込み具合の違い
大空港は常に混雑しています。日本で言うと羽田、成田などです。
さっき管制官が攻める攻めないの話をしましたが、安全策だけ取っていたら当然ですが裁くことができる飛行機が減ります。
その結果、空で渋滞が起きます。
経験上、海外よりも日本の方が渋滞はひどいです。
まだ降下も開始していない航空路の段階からHeadingを右に振られたり左に振られたり・・・。
海外ではほとんどそんなことはありません。
離着陸の処理能力は空の渋滞に繋がるのです。